空き家を放置している事でかかってしまう税金はいくらくらい?

2025.1.16

空き家を放置すると、様々な問題が発生する可能性があります。その一つが、税金の問題です。今回は、空き家を放置することでかかる税金について解説していきます。

空き家を放置すると、なぜ税金が高くなるの?

空き家を放置すると、固定資産税が大幅に増額される可能性があります。これは、空き家を「特定空き家」と認定されることが原因です。

特定空き家とは?

特定空き家とは、以下のいずれかに該当する空き家のことを指します。
• 老朽化が進み、倒壊のおそれがある
• 衛生上有害な状態である
• 近隣住民の生活環境を害している
• 市街地の景観を損なっている

特定空き家になると何が変わるの?

特定空き家と認定されると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなり、税額が大幅に上昇します。具体的には、固定資産税評価額の6分の1(または3分の1)が課税標準額となります。これは、一般的な住宅用地の税額と比較して、かなり高額な税金です。

空き家に関する税金の種類と特徴

税金の種類 :特徴
固定資産税 :土地や建物などの固定資産に対して課される税金。特定空き家になると税額が大幅に上昇する。
都市計画税 :都市計画事業に要する費用に充てるための税金。固定資産税と同様に、特定空き家になると税額が上昇する。
不動産取得税 :空き家を売却した場合に発生する税金。

空き家を放置することによるその他のデメリット

• 近隣とのトラブル: 不法侵入、ゴミの不法投棄、倒壊の危険性など、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。
• 資産価値の低下: 空き家を放置すると、建物の老朽化が進み、資産価値が大きく下がってしまいます。
• 行政からの指導: 行政から改善命令が出される可能性があります。

空き家を有効活用する方法

• 売却: 不動産会社に仲介を依頼し、売却する方法です。
• 賃貸: 住宅として賃貸に出したり、事務所や店舗として活用したりする方法です。
• リフォーム: リフォームを行い、住みやすい状態にしてから売却または賃貸に出す方法です。
• 相続対策: 相続対策の一環として、生前贈与や遺言などで処分する方法も考えられます。

まとめ

空き家を放置することは、税金面だけでなく、様々な問題を引き起こす可能性があります。早めの対策が重要です。
• 定期的な点検: 空き家の状態を定期的に確認し、必要なメンテナンスを行いましょう。
• 専門家の相談: 不動産業者や税理士など、専門家に相談し、最適な解決策を見つけましょう。
• 自治体の支援制度: 各自治体では、空き家の有効活用を支援する制度がある場合があります。
空き家に関する問題を抱えている方は、一人で悩まずに、私ども解決不動産にご相談ください。