田舎です。空き家を解体して農地に転用する事は可能ですか?

2025.4.10

今回のテーマは、あなたの疑問をズバリ解決! 「田舎です。空き家を解体して農地に転用する事は可能ですか?」 です。農地で農作物を育てる事で大きなビジネスチャンスにもなりますので今注目されています。

え?空き家を解体して畑にできるの?基本的な考え方

結論から言うと、原則として、空き家を解体して農地に転用することは可能です!

ただし、いくつかクリアしなければならないステップや、知っておくべきルールがあります。何もかもが自由にできるわけではない、ということを最初に覚えておきましょう。

なぜ空き家を農地にしたい人がいるの?

自給自足の夢:自分で育てた新鮮な野菜を食べたい!というシンプルな利用方法 。
遊休地の有効活用:使わなくなった空き家と土地を、放置するのではなく活用したい。
農業への興味:退職後のセカンドキャリアとして、本格的に農業を始めたい。
景観の維持:老朽化した空き家をそのままにしておくよりも、畑にした方が景観が良くなる場合も。

このような考えから田舎の方では空き家を農地に転用する人が増えています。

農地転用って何?初心者向けに分かりやすく解説

「農地転用」とは、簡単に言うと、農地(耕作に使われている土地)を、住宅や工場、駐車場など、農地以外の目的で利用することを指します。

今回のケースは、逆のパターンですよね?建物が建っている土地を、農地にする。これは厳密には「農地転用」とは言いません。なぜなら、すでに農地ではない土地を農地にするからです。

でも、手続きの流れや考え方で共通する部分もあるので、ここでは広い意味で「土地の用途変更」として捉えていきましょう。

空き家を解体して農地にするためのステップ

大まかに分けて、以下のステップで進んでいくことが多いです。

ステップ1:物件と土地の状況確認

登記簿謄本の確認:土地の所有者、地目(登記上の土地の用途)、面積などを確認します。
現地の確認:空き家の状態、周囲の環境、土地の形状などを確認します。
インフラの確認:電気、ガス、水道などの引き込み状況を確認します
(解体時に撤去が必要になります)。

ステップ2:解体業者の選定と解体工事

複数の業者から見積もり:解体費用は業者によって大きく異なるので、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。
解体工事の実施:近隣への配慮を忘れず、安全に解体工事を進めてもらいましょう。
廃棄物の処理:解体で出た廃棄物は、法律に従って適切に処理してもらう必要があります。

ステップ3:土地の整備

整地:解体後の土地を、耕作に適した状態に整えます。
土壌改良:必要に応じて、土壌の質を改良します。
排水対策:水はけの悪い土地の場合は、排水対策を行う必要があります。

ステップ4:農業を開始するための準備

栽培計画:どんな作物を育てるのか、計画を立てます。
農具の準備:耕うん機、鍬、鎌など、必要な農具を揃えます。
種や苗の購入:栽培する作物に合わせて、種や苗を用意します。

知っておきたい大切なポイント!

農地法との関係:農地は、食料自給率の維持などの目的から、法律で守られています。もし、解体する土地が過去に農地だった場合や、周辺が農地として利用されている場合は、農業委員会との調整が必要になることがあります。

地目の変更登記:登記簿上の地目が「宅地」などになっている場合、農地として利用を開始した後、地目を「畑」や「田」に変更する手続きが必要になる場合があります。これは義務ではありませんが、固定資産税の評価などに影響する可能性があります。

固定資産税:地目が「宅地」のまま農地として利用しても、すぐに固定資産税が農地並みに安くなるわけではありません。地目の変更登記を行うことで、税金が安くなる可能性があります。

補助金・支援制度:地域によっては、空き家の解体や農地の整備に対して補助金や支援制度がある場合があります。自治体の窓口に問い合わせてみましょう。

専門家への相談:不安なことや分からないことがあれば、農業委員会、自治体の農業担当課、土地家屋調査士、司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。

まとめ:あなたの手で、眠れる土地を新たな恵みに!

ご自身で農作物を作るのであれば需要をしっかりとリサーチし高単価・レア農作物をお勧めいたします。
農業を生業としている所と同じようなキャベツ・大根・人参・じゃがいもなどメジャーな農作物を作ってもビジネスになりません。

省スペースで手間やコスト分、税金分をペイ出来る高単価・レア農作物にいたしましょう。
個人的にはブランド果物がお勧めです。

他には○○収穫体験などのレジャー施設化しカフェや更衣室、休憩室、お土産などアミューズメントを構築する事もお勧めです。
校外学習名目で幼稚園や学校などへ働きかけ軌道に乗れば安定した収益が見込めますし、子供たちの教育にも重要な役回りになります。

解決不動産ではこういった空き家の掲載をするただのメディアポータルサイトではなく、為になる役に立つ情報を発信しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。