放置空き家が資産に変わる?実例で学ぶ解決事例

N様 50代
2025.8.22

トラブルの概要

私が直面したのは、祖父母が亡くなった後10年間放置されていた千葉県の一軒家でした。築40年の木造2階建て、敷地面積150㎡。年に数回草刈りをするだけで、ほぼ手付かずの状態が続いていました。

近所からの苦情、固定資産税の負担、そして老朽化による安全面の不安。家族会議でも「解体するしかない」という意見が大勢を占めていました。

トラブル解決に向けてのポイント

転換点:地域活性化への関心


転機は、地元で古民家カフェが人気を集めているというニュースを見た時でした。「もしかして、この家にも何か可能性があるのでは?」そんな思いから、まずは現地を詳しく調査することにしました。

調査で見えた意外な価値


立地の再評価


最寄り駅まで徒歩15分(以前は不便と思っていた)
近くに新しい住宅地が開発中
小学校まで徒歩5分の好立地

建物の潜在価値


建築士の友人に見てもらったところ:
構造は思ったより健全
梁や柱に立派な木材を使用
庭の大きな桜の木が魅力的
「リノベーション次第で十分活用できる」との評価

段階的な再生計画


フェーズ1:最小限の修繕(投資額:120万円)


屋根の補修と雨漏り対策
水回りの基本的な修繕
電気系統の安全確保
庭の整備と草刈り

フェーズ2:賃貸用リノベーション(投資額:280万円)


キッチン・バスルームの交換
断熱材の追加
和室を洋室に変更
外壁の塗装

予想外の展開:民泊への転換


リノベーション完了直前、友人から「民泊需要が高まっている」という情報を得ました。調べてみると、この立地は以下の点で民泊に適していることが判明:

成田空港へのアクセスが良好
静かな住宅街で外国人観光客に人気
駅前にコンビニや飲食店が充実

そこで、急遽プランを変更し、民泊用にさらに50万円を投資:

Wi-Fi環境の整備
英語対応の案内表示
布団・家具の購入

トラブル解決の対応と結果

驚きの収益実績


民泊開始後6ヶ月の実績:

稼働率:平均70%
1泊あたり料金:8,000円(2名利用時)
月平均収入:16万円
年間予想収入:192万円

初期投資450万円に対して、約2.5年で回収できる見込みです。

思わぬ副次効果


地域との関係改善


放置状態を解消したことで、近隣住民との関係が劇的に改善。町内会にも参加するようになり、地域の一員として認められるようになりました。

家族の絆の回復


祖父母の家が再び人が集まる場所になったことで、家族が定期的に集まるようになりました。お盆や正月には、海外のゲストと家族が交流する光景も見られます。

成功のポイント


先入観を捨てる:「古い=価値がない」という思い込みを捨てること
専門家の意見を聞く:建築士、不動産業者など複数の視点で評価
地域のニーズを調査:周辺環境の変化を敏感に察知
段階的投資:一度に大きな投資をせず、様子を見ながら進める

まとめ


放置空き家は確かに負の遺産になりがちですが、適切な調査と投資により、予想以上の資産に変わる可能性を秘めています。重要なのは、現状に満足せず、新しい視点で物事を捉える柔軟性だと実感しています。

解決不動産では近隣地域のニーズ把握やトレンドリサーチを徹底的に行い地方の空き家や空き地であっても出来る限り再生のニーズを探ります。
今回の事案のような大当たり事例もいくつも叶えておりますので空き家にお悩みのあなたさまはお気軽にご相談くださいませ。