「所有する物件で不幸な事故が起きてしまった…」 「事故物件になってしまい、売却を諦めている」 「売れたとしても、相場の半値以下になってしまうのでは…」
このような心理的瑕疵（しんりてきかし）を抱える不動産の売却は、所有者様にとって精神的にも金銭的にも、想像を絶するご負担となります。

しかし、失敗したくないと強く願うのであれば、諦めるのはまだ早いです。
私たち「解決不動産」は、このような特殊な事情を抱えた物件を専門的に取り扱い、所有者様の負担を最小限にし、時には驚きの高値で売却を成功させた解決事例を多数持っています。

今回は、絶望的な状況から一転、高値売却を実現できた最新の事例をご紹介します。

ご相談の背景：発見が遅れた「孤独死」と絶望

ご相談者M様（60代・女性）は、都内ワンルームマンションのオーナー様でした。ある日、管理会社から「賃借人と連絡が取れない」と報告があり、警察立会いのもと部屋を確認したところ、賃借人の方が室内で亡くなられているのが発見されました。

いわゆる「孤独死」であり、発見までに時間が経過していたため、お部屋の状態は深刻でした。

M様は、「事故物件になってしまった以上、もう資産価値はゼロだ」「このまま所有し続けるしかないのか」と、途方に暮れた様子で弊社のドアを叩かれました。

事故物件売却の「失敗」とは？

M様が恐れていたように、事故物件の売却で失敗する最大の要因は、その特殊性ゆえの「告知義務（こくちぎむ）」と「価格下落」です。

心理的瑕疵の壁

買主に対し、過去にその物件で死亡事故があったことを必ず伝えなければなりません。多くの買主はこれを敬遠し、買い手が見つかりにくくなります。

大幅な価格下落

一般的に、事故物件は市場価格の3割～5割引きで取引されることが多く、所有者様は大きな金銭的損失を被ります。

実際、M様が他社に相談したところ、「相場の半値でも売れるかどうか…」という厳しい回答だったそうです。

解決不動産の「逆転戦略」：価値を下げない徹底した対策

私たちは、M様の物件の立地（駅近・高稼働率）に着目し、「これは価値を下げずに売却できる」と判断。以下の「逆転戦略」をご提案しました。

① 徹底した原状回復（特殊清掃＋フルリフォーム）

まず、提携する専門の特殊清掃業者を即座に手配。臭いや痕跡を物理的に完全に除去しました。 さらに、「事故の面影」を心理的にも払拭するため、私たちは費用を最小限に抑えつつ、間取りも含めたフルリノベーション（内装の全面刷新）を実施。「古い部屋」から「新築同様のデザイナーズルーム」へと再生させました。

② 正確な告知と「ターゲットの転換」

私たちは、この物件を「一般の居住希望者」ではなく、「不動産投資家」にターゲットを絞って販売活動を行いました。 投資家は、「住み心地」という感情面よりも、「利回り」という合理的な数字を重視します。 私たちは、事実（事故があったこと）を正確に告知した上で、「特殊清掃とリフォームにより物理的瑕疵は一切ないこと」「駅近で家賃収入が安定して見込めること」を強くアピールしました。

解決の結果：相場からわずか「5%」ダウンでの高値売却

私たちの戦略は的中しました。

フルリフォームによって再生された部屋は、事故物件とは思えないほどの魅力的な内装となり、複数の投資家から購入希望が入りました。

最終的に、その物件は事故発生前の市場価格（相場）から、わずか5%程度しか下がらない金額で、無事に売買契約が成立しました。

M様が当初恐れていた「半値」どころか、ほぼ市場価格通りの高値売却です。特殊清掃とリフォーム費用を差し引いても、M様の手元には十分な売却益が残り、長年の不安から解放されたと、涙ながらに感謝のお言葉をいただきました。

まとめ：事故物件こそ「専門家」への早期相談が鍵

事故物件だからと、高値売却を諦める必要はありません。失敗しないための最大の秘訣は、その物件が持つ「心理的瑕疵」というマイナス面を、「リフォームによる付加価値」と「適切なターゲティング」で上回る戦略を立てることです。

しかし、これは事故物件の取り扱いに慣れていない不動産会社では実行が困難です。

私たち「解決不動産」は、特殊清掃からリフォーム、法的な告知、そして投資家への売却ルートまで、事故物件解決のすべてをワンストップでサポートする専門家です。一人で悩まず、手遅れになる前に、ぜひ一度ご相談ください。